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国周 / 開化二十四好 じょうき 毛曽利九右エ門 市川団十郎

SKU: C18182
作品
年代 : 明治10年
サイズ : 大判
刷 : 良
保存 : 良
詳細 : 裏打

ディレクターコメント
国周は周信及び豊国三代の門人で、小島烏水によって「明治の写楽」と称せられる。3枚続に役者一人を描くという新しい構成は国周が創始したとされる。明治期における役者絵浮世絵師の代表的存在であり、作品数も多く、明治演劇史の資料としても大変価値がある。
国周は自らも認めているほどの変わった性格をしていたという。住いと妻を変えることが癖で、本人によると転居は117回であり、同じく転居の多かった北斎と比べ「絵は北斎には及ばないが、転居数では勝っている」と誇っていたという。妻も40人余り変え、長続きすることは無かった。酒と遊びが大好きで、画料が入っても宵越しの金は持たないとばかりにすぐ使ってしまい、晩年は着物一枚で過ごし舞台に出る役者をスケッチする「中見」の際には版元から着物を貸してもらうほどだったという。
「開化廿四好」は文明開化による新しい文化と「二十四孝」の 両方を役者絵によって表現している。


Information
Date : 1877
Size : O-ban
Impression : Good
Condition : Good
Detail : Backed