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ピーター アーヴィン ブラウン

ピーター アーヴィン・ブラウンは、オランダ出身の版画家で、昭和初期に日本を訪れ、新版画の枠組みの中で日本の風景を描きました。
昭和10年から昭和11年にかけて来日した彼は、風景版画を発表しました。ブラウンは西洋の伝統的なエッチングや水彩画の感性を持ち込み、日本の風景をより客観的、かつグラフィカルに捉えました。

彼の描く雪景色は、日本の絵師が描く情緒的な雪とは異なり、どこか北欧や英国の風景を彷彿とさせるような、ひんやりとした透明感と硬質な美しさが漂っています。また、職人の手による多色摺りの技法を巧みに使いこなし、空の微妙なぼかしや、水面に映る影の表現において、非常に洗練された画面を構成しました。
ピーター アーヴィン ブラウン