0

楢崎 栄昭

楢崎栄昭は、大正から昭和初期にかけて活躍した日本画家・版画家で、新版画運動において、情緒豊かな風景版画を数多く残した絵師です

栄昭の作風は柔らかな筆致が特徴です。特に雨や霧、あるいは夜の帳が降りる瞬間の、輪郭が溶け出すような曖昧な空気感を描くことに長けていました。栄昭は自然や古刹が持つ、しっとりとした和の情趣を大切にしました。その繊細な色彩の重なりは、木版画でありながら水彩画のような透明感を感じさせ、見る者の心に静かな余韻を残します。
楢崎 栄昭